【書評:「うねりチャート底値買い投資」上岡正明著】〜タイミング5割、技術3割、銘柄選びは2割だけ〜
「うねりチャート底値買い投資」(上岡正明著)を読了しました。
ネットで今年1月頃に購入してから積ん読状態になっていた書籍です。
一日雨のため、たまには読めていない書籍を読もうと読み始めたのですが、思いのほか面白く、2時間程度で読み切りました。
著者は本書籍で紹介をしている手法を用いて投資を行い、1億円の資産を形成したということです。
手法としては、ボックス相場の底値にある銘柄を見つけ、株価の上下の波に乗って取引をするというものです。
以下、本書のポイントを記載します。
「うねりチャート底値買い投資」ポイント
(1)うねりチャート底値買いの実践
多くの銘柄の株価は3ヶ月程度で一区切りとし、6ヶ月から9ヶ月で一つのうねりを形成することが多いため、そのタイミングに着目して売買を繰り返す手法です。
週足のローソクチャートを用いてボックス相場にある銘柄を探し出し、サポートラインとレジスタンスラインの間を上下する株価の下限を見極めて投資するというものです。
この投資手法以下3つのメリットがあります。
①動きが規則的で捉えやすいこと
②これまでの値動きから下値がある程度予想できるため、心理的な負担が少ないこと
③難しい投資判断が不要なこと
(2)一度に購入せず、分割して購入する
一度に全額を投資する場合、うねりの予想が当たっていた場合は良いですが、外れた場合は塩漬けか損切りの選択しか出来ません。
分割し、手元資金に余裕を持たせることで、予想が外れた場合にもより低価格で株を購入することができ、結果として平均購入価格を下げることができます。
(3)投資銘柄をロックオンする
いくつかの規則性を持った銘柄に買いを絞ることで、チャートの動きを把握することができ、簡単に波に乗りやすく、勝ちやすくなります。
実際に、著者も利益の7割を同じ銘柄で稼いだと記載しています。
この手法の利点は以下の3つです。
①銘柄を絞ることで、動きの規則性を把握できるようになる
②新しい銘柄を探す時間が不要となり、時間が豊かになる
③余計な情報に惑わされなくなる
本書を読み、本年度の投資方針を変更します
先日のブログで、現在の景気拡大局面での新たな株式購入は控え、ソーシャルレンディング等へ振り分けると記載しましたが、maneoの不正資金流用が明らかになり、焦げ付きの恐れもある状態になっているとの報道もあることから、現状では手を出すのは控えた方が良さそうです。
shisanwotukurou.hatenadiary.com
今年度のNISA枠が丸々残っていること、本手法を生かすことで、上昇トレンドの状況でなくても利益がある程度見込めることから、NISA枠120万円を日本株へ投資して行きたいと思います。